2010年11月24日水曜日

グリモー@ロイヤル フェスティバル ホール

11月23日
今月3つ目のコンサートはグリモー(Helene Grimaud)のピアノ。
一緒に行った友人は、今年3回もグリモーさんにドタキャンされたらしい。
なんと、狼を飼っているらしく、狼の調子が悪いといって公演をキャンセルするお方だそうだ。
モーツァルトのソナタ、ベルグのソナタ、リストのソナタ、そしてバルトークのルーマニア舞曲というなかなか聴けないプログラム。
すばらしい演奏でした。そして、鋭すぎる気迫。
ロンドンに来てずっと、すごい演奏を聴き続けてるけど、みんなそれぞれにすごいわけです。そこがすごい。
今回は奮発して£15(学割で半額だから)だったけど、東京だと2万円くらいするらしい。
しかも、なかなかいい眺め。



先週11月17日は、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)。
指揮は先日文化功労者に選ばれた大野和士さん。
公演前にBergoでチキンの丸焼き半羽分をビール片手に平らげたせいで、壮大な交響曲を目の前にしながらまどろむ贅沢。
席ははオーケストラのすぐ後ろ。
指揮者を正面に見ることになるので、大野さんが私にむかってタクトを振ってくれるから、オーケストラの一員になった気分が味わえる。
しかもここは安い。なんと£4.5(学割だから)。
ピアノとかバイオリンは近いから聴きやすくていいんだけど、困ったのは歌手が登場したとき。
声は前にしか飛ばない。後ろから聴いててもすばらしい歌声だったけど。

先週も先々々週も私はサウスバンクにいた。
コンサート通いはここロンドンでしかできないことのひとつ。
そして目下、私にとってロンドンで一番幸せな時間。
こんな幸せでいいんだろうか、という瞬間を、毎週感じられる幸せ。

そして、今夜、また3つコンサートを予約した。
そのうちひとつは6月の公演!

2010年11月22日月曜日

初めてのひとり旅 初日

11月8~10日、2泊3日でマドリードに行ってきた。
本当に初めての一人旅。日本でも一人旅したことない。
前の晩に興奮で寝付けず、張り切りすぎて空港にフライトの2時間以上も前に到着。。。
当然飛行機の中は爆睡。
そして、なんとホテルに到着するなり再び爆睡。
2時半には着いてたのに、気づいたら夜8時!
マドリードは危ないってみんなに言われて来たので、遅くに出歩くのはまずい、でもお腹がすいた!と無理やり起きて、ホテルの周りをぶらぶらすることにした。

ホテルのお兄さんに教えてもらったレストランで夕食。
前菜+メイン+パン+ワイン+デザートで9.8ユーロ也。
味は、まあまあ。

ホテルのすぐ近くに遅くまでやってるおしゃれなオーガニックスーパーも見つけて、とりあえず安心して帰宅。

2010年11月4日木曜日

ショパンコンクール優勝記念コンサート

今夜のコンサートのピアニストは、2週間前に発表された、今年のショパンピアノコンクール優勝者!
今年のWinnerは45年ぶりの女性、ロシアのユリアンナ・アブデーエワさん、25歳。

席はこないだのエマールと同じ、ピアノを真正面に見える観客席のど真ん中で、さらに前の列が通路なので眺めもよい。
値段も同じく10ポンド。なんたって、半年前から予約してるから。

ユリアンナちゃんは小柄で華奢でかわいくて、衣装もドレスじゃなくて黒のスーツ+フリルブラウスだったから、なんだか就活生のようでとってもフレッシュ。
最初のマズルカこそ、「コンクール見てるみたい」だったけど、だんだん乗ってきて、前半最後のソナタは情感たっぷりでお見事でした。
それもそのはず、ショパンコンクールでも1位かつソナタ賞だったそうです。
あと、渋い選曲も、コンクールの課題曲をそのままやってるかららしい。優勝お披露目コンサートってそういうものらしい。

スター誕生をお祝いしながら帰宅。