11月23日
今月3つ目のコンサートはグリモー(Helene Grimaud)のピアノ。
一緒に行った友人は、今年3回もグリモーさんにドタキャンされたらしい。
なんと、狼を飼っているらしく、狼の調子が悪いといって公演をキャンセルするお方だそうだ。
モーツァルトのソナタ、ベルグのソナタ、リストのソナタ、そしてバルトークのルーマニア舞曲というなかなか聴けないプログラム。
すばらしい演奏でした。そして、鋭すぎる気迫。
ロンドンに来てずっと、すごい演奏を聴き続けてるけど、みんなそれぞれにすごいわけです。そこがすごい。
今回は奮発して£15(学割で半額だから)だったけど、東京だと2万円くらいするらしい。
しかも、なかなかいい眺め。
先週11月17日は、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Philharmonic Orchestra)。
指揮は先日文化功労者に選ばれた大野和士さん。
公演前にBergoでチキンの丸焼き半羽分をビール片手に平らげたせいで、壮大な交響曲を目の前にしながらまどろむ贅沢。
席ははオーケストラのすぐ後ろ。
指揮者を正面に見ることになるので、大野さんが私にむかってタクトを振ってくれるから、オーケストラの一員になった気分が味わえる。
しかもここは安い。なんと£4.5(学割だから)。
ピアノとかバイオリンは近いから聴きやすくていいんだけど、困ったのは歌手が登場したとき。
声は前にしか飛ばない。後ろから聴いててもすばらしい歌声だったけど。
先週も先々々週も私はサウスバンクにいた。
コンサート通いはここロンドンでしかできないことのひとつ。
そして目下、私にとってロンドンで一番幸せな時間。
こんな幸せでいいんだろうか、という瞬間を、毎週感じられる幸せ。
そして、今夜、また3つコンサートを予約した。
そのうちひとつは6月の公演!
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