5月21日土曜日
日・月・火とウィーンで3夜連続オペラに通ったせいで、今週4回もオペラ鑑賞。
火曜のテノールはアラーニャ、今夜は復帰したばかりのヴィラソンとあってキャストも豪華。目玉歌手がいると脇役もがんばるので嬉しい。日本人の中村恵理さんもがんばっています。
日本ではオペラ歌手のリサイタルは行ったことあったけど、オペラなんて見たことなかった私。
ロンドンで初めて観たのはチューリッヒオペラ@ロイヤル・フェスティバル・ホール。
ヘンデルのアグリッピーナ(Agrippina)。
オーケストラの前に歌手が並んで歌うだけの舞台なしオペラだったのに、オーケストラ(Orchstra La Scintillaという、チューリッヒオペラ管弦楽団のピリオド・オペラを専門のグループ、指揮者はマルク・ミンコウスキー)も歌手も皆素晴らしくて、特に男装のアルトのMarijana Mijanovicがかっこよくて素敵だったなー。カーテンコールはやがて手拍子に変わり、歌手達がオーケストラの演奏に合わせてダンスまで始めてしまった。隣のおじさんやらトイレで一緒に並んでたおばちゃん達と「よかったわねー」と喜びを分かち合った。
ロイヤルオペラのチケットはいつも売り切れだったので、よく当日リターンチケットに並んだ。週末はキャンセルが出にくいけど、平日だと時々チケットが手に入る。
パソコンやら本やら持って、開演2時間くらい前からのんびり並んでいた。
オペラのチケット発売日は10分前からパソコンの前にスタンバイ。
まず、サイトにアクセスができない。
そのうち「あなたは○○○○番目です」という表示が出て、そのまま辛抱強く待っているとだんだん数字が減っていって、予約画面がようやく登場する。
夏シーズンが一番人気なので、熾烈な争いとなる。
予約画面が登場してからは時間との戦いなので、そのシーズンのプログラムは全部、演目から歌手まで下調べして、どれを予約するか、優先順位まで決めておくとおろおろしなくて済む。
この方法を覚えてから、数ヵ月後までスケジュールがオペラとコンサートで埋まってしまうことになって、部屋の壁には無数のチケットが貼られ(じゃないと忘れるから)よく友達に笑われた。
いろんな席を試した結果、私のお気に入りはStall Circleの立ち見。
1階席の一番奥で、4時間たちっぱなしだけど、すぐ前の席は£200もするのに、その後ろに立ってる私はたったの£12。(演目によって値段は変わる)
1階だから歌手の声がまっすぐ届くし、
上の方の舞台が見づらいので、バルコニーから歌うシーンとか高いところから飛び降りたりするシーンは見づらいけど。
逆に、バレエは上の方の席でも舞台を正面から、そして全体を見れる席がよし。
でないと、くるみ割り人形に出てくる巨大なクリスマスツリーとか、火の鳥のゴージャスなセットを楽しめないから。
それから、ロイヤルオペラはコンテンポラリー作品でも有名です。私はロンドンに来たばかりの頃に宮島達男とのコラボレーション作品なんてのを観ました。
ロイヤルオペラのウェブサイト(→こちら)でメーリングリスト登録して、がんばって予約しましょう!
舞台だけでなく、ダンサーや歌手とのトークショーとか、リハーサル見学も予約できます。
そして、私がオペラを勉強させていただいてるブログがこちら→オペラ三昧イン・ロンドン
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