2010年7月11日日曜日

サロメ


昨日のオペラはサロメ。
オスカー・ワイルド原作、のドイツ語訳。
Director David McVicar。
私はサロメが大好き。
ギュスターブ・モローのサロメの絵が一因かも。
去年もロンドンの若手劇団による現代劇のサロメをCamdenのシアターで見た。


ヒロイン・サロメ役のAngela Denokeはこの夏に観た3本のオペラのヒロインの中で一番の歌唱力、そして迫力ある美人。
他の歌手達も揃ってお見事。
フィガロの結婚とかカルメンみたいに曲は有名じゃないけど、聴かせる。
特に、ヨナカーン(ヨハネ)の頸をゲットした後のサロメの狂喜の独唱がすごかった。。。


残念だったのは、演出がモダンになっていてアラビアンじゃなかったこと。
ヘロデ王はタキシード、女性陣もフルレングスのドレス。
7つのベールの踊りは、ベールじゃなくて白いウエディングドレスみたいなやつが登場。
あんまりセクシーじゃなくて、ヘロデ王と楽しく踊ってる感じがしてつまんなかった。
舞台はモローの絵さながらで、月明かりに照らされた白亜の宮殿が美しい。


なによりも、オペラ初体験のパキスタン人のアーティストが、「最初、上演時間1時間45分って聞いて長い!!って思ったけど、あっという間だったよ!!」と喜んでくれたのが一番嬉しかった。

DVDはこれがいいらしい
http://www.amazon.com/Richard-Strauss-Salome-Dohnanyi-Malfitano/dp/B000068UXG


予約してるチケットを並べてみた。
日付が一番先のやつで2月15日のコンサート。来年だ!
他にもチケットオフィス受け渡しにしてあるのもあるので、もっと予約しているのだけど。。。

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