2011年6月22日水曜日

日曜日のBrick Lane

東ロンドンのメインストリート、Brick Lane。
古着屋、アンティーク屋、ガラクタ屋、バングラデシュ街、カフェ、レストラン、バー、ベーグル屋となんでもあって、週末は竹下通りも真っ青なくらいの人、人、人。世界中の料理の屋台も大集合!
今日(6月19日)はAnotherMagazineの記事に乗せられてArt Car Boot Fairに来てみた。
開場前から長蛇の列で、なんだなんだと思ったら、みんなのお目当ては格安ダミアン・ハーストとトレイシー・エミン。ダミアン・ハーストの限定75枚の版画が£300。
YBA(Young British Artist)のGavin Turk(ギャビン・ターク)がサインした£25の卵を買い求める列も。あれって、ゆで卵かなあ、生かなあ?と思いつつ、私はSt. John Bread and Wineの屋台で買ったプラムケーキをぱくついていた。
会場にはBlurも来てたらしいが、発見できず。


私はトイレットペーパーアートなるものを購入。ほんとは1枚50ペンスなのに、おつりがなくて2枚2ポンドで購入。計算めっちゃおかしいじゃん。写真は私のために作ってくれてるところ。


ローストしたてのコーヒーをすすりながら、アートとファッションとビジネスとゲーム理論について好き勝手に語り始め、ついでに思いついてSaatchi Galleryに向かうもTubeが工事で閉鎖されていてだいぶ回り道をしてやっと到着、さらについでに南下してVivienne Westwoodの聖地King's Road 430番地も詣でてみたが、残念ながら定休日(このあたりは日曜定休のブティックが多い)。

Saatch Galleryで2011年10月16日まで開催中のNew Scalpture展。今注目の20人の作家の作品を展示。
お目当てはBerlinde De BrayckereとDavid Batchelor。
作品に馬を使うって反則だと思う、と語りだす友人。美術作品に向かい合った人が何にどう反応するかを観察するのが、私の美術鑑賞の楽しみのひとつ。意外な発見があったりして、考えさせられることが多々あり。


話はBrick Laneに戻る。
名物はベーグル!同じようなお店が2軒並んでいるのでいつも迷うけど、よくガイドブックに載ってるのは黄色じゃない方。
たくさんのメニューの中でぎっしりお肉が詰まった「コールドビーフサンド」が有名だけど、サーモン&クリームチーズも捨てがたい。

もうひとつ迷うのはバングラデシュ街にて。
「Best restaurant」とか「○○賞にノミネート」とかいう看板ばっかりな上、新宿よりも呼び込みが激しいので迷うけど、ここは呼び込みを振りきって、何の割引もおまけもしてくれないShampanへ。
おすすめはThali(タリ)。カレー、ライス、ナン、一品料理、付け合せ等がひとつのプレートになった盛りだくさんプレート!

Brick Laneの南の終点はWhitechapel Galleryギャラリーもよいのですが、ここのブラウニーはロンドン一だと思う。
ギャラリーが閉まったら、近所のTescoでビールを買ってTayyabsにインディアンを食べに行こう(予約必須)。ロンドン一安くておいしい(もちろんBrick Laneのレストランよりも)。

Whitechapelはインディアン・バングラデシュ街として有名で、インディアンマーケットがあったり、イスラム教の人向けにハラルミート(イスラム教の教義に則って調理された肉)を使ったケンタッキーがあったりします。(だから、イスラム教徒の友達を連れてくると「ついにケンタッキーが食べられる!!」と感激されることがある。)

最後にひとつだけ。治安はあんまりよくないので、気をつけましょう。
それから、オリンピックに向けて公共交通機関の工事をあちこちでしてますので、Transport for London(乗換案内ロンドンバージョン)で確認するとよいでしょう。




2011年6月1日水曜日

ロンドンで仮装パーティーに呼ばれたら

その1
AmazonArgosのサイトで購入


その2
パーティーグッズやコスチュームのお店で購入。
SO HIGH SOHO(Soho, Berwick Street) 
Angels (Shaftesbury Avenue)
オンラインショッピングもできます。
その他、SohoのBerwick Street には手芸店、コスチュームやアクセサリー卸のお店が集まってるのでのぞいてみましょう。

その3
作る。もしくはアートやファッション学生に作ってもらう。
布はCloth House、手芸用品はKleinsで。
LibertyJohn Lewisの手芸コーナーも品物が充実してます。値段も良心的。

例えば忍者の衣装の作り方。
流行のサルエルパンツを履いて、黒の長袖(タートルネックだとベスト)を着て、ビーチサンダルを履く。
頭巾の作り方は→こちら
手裏剣は折り紙で→折り方
☆パーティーで手裏剣配ると人気者になれます。

その4 
歴史的衣装が必要な場合。
巨大な古着屋、Beyond Retroもよいですが、
Soho Vintageには、オペラの衣装のような本格派が£100以下で買えちゃいます。住所は12 Ingestre Place W1F 0JF、小さい店ですので見逃さぬよう。
服飾の歴史はV&Aや「100Years of Menswear」で勉強しましょう。 

Good Luck!

2011年5月25日水曜日

ロンドンオペラハウス

5月21日土曜日

日・月・火とウィーンで3夜連続オペラに通ったせいで、今週4回もオペラ鑑賞。
火曜のテノールはアラーニャ、今夜は復帰したばかりのヴィラソンとあってキャストも豪華。目玉歌手がいると脇役もがんばるので嬉しい。日本人の中村恵理さんもがんばっています。

日本ではオペラ歌手のリサイタルは行ったことあったけど、オペラなんて見たことなかった私。
ロンドンで初めて観たのはチューリッヒオペラ@ロイヤル・フェスティバル・ホール。
ヘンデルのアグリッピーナ(Agrippina)。
オーケストラの前に歌手が並んで歌うだけの舞台なしオペラだったのに、オーケストラ(Orchstra La Scintillaという、チューリッヒオペラ管弦楽団のピリオド・オペラを専門のグループ、指揮者はマルク・ミンコウスキー)も歌手も皆素晴らしくて、特に男装のアルトのMarijana Mijanovicがかっこよくて素敵だったなー。カーテンコールはやがて手拍子に変わり、歌手達がオーケストラの演奏に合わせてダンスまで始めてしまった。隣のおじさんやらトイレで一緒に並んでたおばちゃん達と「よかったわねー」と喜びを分かち合った。

ロイヤルオペラのチケットはいつも売り切れだったので、よく当日リターンチケットに並んだ。週末はキャンセルが出にくいけど、平日だと時々チケットが手に入る。
パソコンやら本やら持って、開演2時間くらい前からのんびり並んでいた。

オペラのチケット発売日は10分前からパソコンの前にスタンバイ。
まず、サイトにアクセスができない。
そのうち「あなたは○○○○番目です」という表示が出て、そのまま辛抱強く待っているとだんだん数字が減っていって、予約画面がようやく登場する。
夏シーズンが一番人気なので、熾烈な争いとなる。
予約画面が登場してからは時間との戦いなので、そのシーズンのプログラムは全部、演目から歌手まで下調べして、どれを予約するか、優先順位まで決めておくとおろおろしなくて済む。

この方法を覚えてから、数ヵ月後までスケジュールがオペラとコンサートで埋まってしまうことになって、部屋の壁には無数のチケットが貼られ(じゃないと忘れるから)よく友達に笑われた。

いろんな席を試した結果、私のお気に入りはStall Circleの立ち見。
1階席の一番奥で、4時間たちっぱなしだけど、すぐ前の席は£200もするのに、その後ろに立ってる私はたったの£12。(演目によって値段は変わる)
1階だから歌手の声がまっすぐ届くし、

上の方の舞台が見づらいので、バルコニーから歌うシーンとか高いところから飛び降りたりするシーンは見づらいけど。

逆に、バレエは上の方の席でも舞台を正面から、そして全体を見れる席がよし。
でないと、くるみ割り人形に出てくる巨大なクリスマスツリーとか、火の鳥のゴージャスなセットを楽しめないから。

それから、ロイヤルオペラはコンテンポラリー作品でも有名です。私はロンドンに来たばかりの頃に宮島達男とのコラボレーション作品なんてのを観ました。

ロイヤルオペラのウェブサイト(→こちら)でメーリングリスト登録して、がんばって予約しましょう!
舞台だけでなく、ダンサーや歌手とのトークショーとか、リハーサル見学も予約できます。

そして、私がオペラを勉強させていただいてるブログがこちら→オペラ三昧イン・ロンドン

2011年5月23日月曜日

オイスターカードについて(おまけ情報)

左が普通のオイスターカードで、右がロイヤルウエディング記念オイスターカード!


観光客の方には、イギリス入国前に海外にも郵送してくれるサービスあり→詳しくはこちら

でも駅ですぐ買えるから、そこまでしなくても大丈夫そう。

学生の方には定期(1週間~)が30%オフになる学生オイスターというのがあって、これはオンラインで申請するか(こちら)、窓口で書類提出すれば購入できます。
オンラインだと1週間くらいで自宅に送られてきて便利。
学生になったら真っ先にやることのひとつが学生オイスターの購入!
学割になるのはバスやTubeのシーズンチケット(定期)のみ。
バスパスはバスだけだけど、Tubeの定期だとバスも乗り放題になる。(バスに関しては区間も関係なく、ロンドン中乗り放題)
普通のオイスターは使い終わったら返却すればカード料金(£5)が返金されるけど、学生オイスターはカード料金(£10)返って来ません。
学生オイスターは期限が決まってますが、その期限後は普通のオイスターカードとしてそのまま使えます。

2011年5月20日金曜日

イギリスに着陸したら。。。

12時間の空の旅を楽しんで、無事飛行機がヒースロー空港に到着しました。
さて、まず最初にすべきことは?

それは、一刻も早くスーツケースを受け取って、そして誰よりも先に入国審査に直行すること。
トイレは着陸前もしくはイギリス入国後に後回し。
飛行機から入国審査まではダッシュでGo!

なぜなら、イギリスの入国審査は厳しい。
日本人にはそんなに厳しくないけれど、インドやらアラブやらの他の国々の人に対する審査は長い。
そんな国々からの飛行機が同時刻に到着してしまうと、ぼーっとしてるうちに「EU以外」の人の審査口前にはあっというまに長蛇の列ができて、そして延々と並ばされるはめになるので注意。

さて、無事イギリスに入国。
ロンドン市内へはいろんな行き方がありますが、私はたいていTubeのピカデリーライン(青のライン)でのんびり行く(ピカデリー駅まで所要時間45分)。
ヒースローエクスプレス、ヒースローコネクト(エクスプレスより断然安い、パディントンまで所要時間30分、1時間に2本)はパディントン駅までしか行かないので、その先はどうせTubeだから。

St.John's Wood駅あたりまで行くなら、ヒースローコネクトでパディントンまで行って、その後タクシー(£10くらい?)もしくはTubeのBakerlooライン(茶色)でBaker Street駅まで行って、Jubileeライン(グレー)に乗り換えて一駅、という手もある。
全部Tubeだと、ピカデリーラインのGreen Park駅でJubileeラインに乗り換えて3つ目の駅。

ヒースローエクスプレス、ヒースローコネクトに乗る場合は、看板の矢印に沿って進んで、駅員さんに「切符ください」って言えばOK。
Tubeの場合は、Tubeのチケット窓口でまずOyster Cardを買いましょう。
オイスターカードはロンドンのスイカ。
「いくらトップアップ(Top-up、チャージのこと)しますか?」って聞かれるので、とりあえず£10か20くらいトップアップしておけばよいでしょう。
オイスターがあればTubeもバスも、テムズ川のボートも乗れます。

オイスターカードのサイト

ヒースローコネクトのサイト

ロンドン版乗換案内