2010年2月8日月曜日

今日、バイト先にて

バイト先でバングラデシュ人といっしょにまかないを食べながらしばらくおしゃべりした。

明日、クラスにドクターユヌスが来ると言ったら、行きたいけど仕事がある、と残念そうにした。
日本語が上手な彼は、新宿や池袋のレストランやセブンイレブンのお弁当工場で働いていたそうだ。
日本人は優しいし好きだからまた日本に行きたいからビザが降りるのを待っているのだという。
いつになるかわからないけど。
ロンドンには12月に来たばかり、来る前からインターネットで日本人経営のレストランを検索して、来てすぐにバイトを申し込んだそうだ。
学生ビザで、週2日語学学校に通っている。
日本人はどこの国でもビザがすぐとれていいね、と言われた。
日本人にとっても留学はお金がかかるし大変なんだよ、と言ったけど、大変のレベルが違うのだ。
それでも彼は留学できるくらいだから、バングラデシュではすごいことなんでしょ、と聞いたらうなずいていた。

母国が嫌いで、バングラデシュに帰国たけどすぐに病気になったりしたそうだ。
自分の国の人たちは表面と中身が違う、表面上良く見えても本心で反対のことを考えていたり、人をだましたりする、だから帰りたくない。。。
ロンドンでも、語学学校にバングラデシュ人もいるけど携帯番号交換したこともない、日本人だったら友達になりたいけど。

貧乏な国にいったことはあるか?と聞かれ、ベトナムとカンボジアに行ったと答えたら、そんなの貧乏な国じゃない、と言われた。
父がインドに旅行で行っていると言ったら、インドよりバングラデシュはもっと貧乏だ、と。

日本は貧乏じゃないから、明日のことを心配したりしない。
僕は貧乏な国から来たから、来年のこととかも考えてるんだ、と彼は言った。

バングラデシュといえば、ということで、首都ダッカをつくったナザニエル・カーンの話をしてみたけど、知らないみたいなのでやめた。
どんな有名な建築家がたとえ自費を出してまでも首都をつくってくれたとしても、普通の人の生活には関係ないか。


日本でもフィンガープリントが始まってしまったから、違う名前を使ってビザとったりもうできないんだ、と彼はつぶやいた。


その後、レストランでは2人組みのイケメンゲイカップルに食い逃げされた。
バイト仲間の「ありがとうございましたー」の声に続いてありがとうと言いかけて、あれ?と思ってレジを確認している間に彼らは外に出て、私とマネージャーがすぐ追いかけたのにもうどこにもいなかった。
しれっと悠々と店を出て、そして猛ダッシュしたっぽい。
ひとりは小さいお好み焼きを食べ、もうひとりは味噌汁とごはんを食べていた。そしてビール。
計23ポンド。

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