ロンドンに住む日本人にとって、ロンドンで髪を切ることはちょっとした冒険らしい。
だから、日本に帰ったときに行き着けの美容院で切ったりする。
でも、せっかくロンドンに留学したのにつまんない!!
私はロンドンカットに挑戦する!!と決めたものの、美容院代をけちったのと、ロングヘアのアレンジが楽しかったので結局1年間前髪以外放置していた。
1年間ロンドンの乾燥にさらされ、私の髪は人生最大のダメージを受け、さらにプロジェクトとエッセイのストレスにより、どうしても髪を切ってリフレッシュしたくなった私は、ついに先週美容院の予約をした。
そこはVidal Sassoon。あの、サスーンカットの、ショートカットの友人がとってもきれいな刈り上げにされてしまったサスーン。
といっても、私が予約したのはサスーンアカデミー。
そこの学生のカットモデルということでやってもらえば、学割5ポンドで髪を切ってもらえるとクラスメイトに聞いて、2人のクラスメイトのヘアスタイルがまずまずだったので私もやってもらうことにした。
カットモデルといっても、自分のなりたいスタイルを指定できるということだったので、雑誌から、無茶承知でプラチナブロンドのミュージシャンの写真を持っていった。
受付で5ポンド払って教室(みたいなところ)へ。
そこにはサロン台が並んで学生が待っている。
私の担当になったのは、健康なときのミーシャ・バートンみたいな超キュートなおねえちゃん。
スタイル抜群で胸の谷間がまぶしい☆
ロンドン出身で、大学でビジネスを勉強して社会に出たけど、美容師になりたくて学校に入学して半年たったらしい。
鏡に並んだ私とおねえちゃんの2ショットに愕然とする私。
「髪質とか違うのはわかってるけど、長さとかこんな感じ」と言い訳しながら切抜きを見せ、どういう髪型にするか相談して、まず先生を待つ。
先生が来て、3人でもう一度スタイルの確認をして、そしてシャンプー台へ。
おそるおそるって感じの手つきでとっても優しくシャンプーされ、さらにゆるゆるにタオルを巻かれて、タオルが落ちないように気をつけながら席に戻る。
タオルドライはそこそに、毛先から水がしたたるのも気にせず、濡れ髪にプラスチックのコームは危険!という私の心の叫びも無視して、おねえちゃんは丹念に豪快に時に頭皮をひっかくように梳かしつけた。
ブロッキングして、カット開始。
おねえちゃんはちょっとずつ、ちょっとずつ、ゆっくりゆっくり切っていく。
サスーンなのにドライカットじゃないのね。
長さが整ったところで、次は全体にレイヤーを入れる。
先生が来て、レイヤーの入れ方を指導(もしや初めて?)
レイヤーも豪快に入れてみて、いったんできたっぽいので先生に見せたら、評価はよかったみたい。
またまた豪快にブラシで頭皮やら耳を引っ掻きながらドライヤーをかけ、次は前髪。
先生がまた登場し、3人で前髪の分量やら長さをチェックし、まず先生が前髪の真ん中をさくっと切った。
おねえちゃんはそれに合わせて切り進む。
サスーン!!って感じの、とってもシャープに、でもまあるく切りそろえられた私の前髪!!
よく見ると、ちょっと右と左でまがる角度が違ってみてたけど、これ以上切られるのを恐れてOKを出した私。
チークブラシで顔についた毛をとってくれたおねえちゃんだったが、化粧まで落ちそうなくらい顔をガシガシブラッシングしてくれた。
最後に写真撮影。ついでにおねえちゃんとの2ショットも撮ってもらって、先生からもOKをもらって終了。
全3時間。
帰り際にトリートメントをすすめられ、これもおねえちゃんの成績になるなら、ということでお買い上げ。
ディスカウントもしてたし。
何よりも、真剣にがんばってくれたおねえちゃんがかわいかったのだ。
髪型はともかく。
私は不思議なアジア人みたいな髪型になってしまったけど、周りのショートカットのおばちゃんたちは概ねいい感じの普通な仕上がりだった。
細かいカットは先生がちょいちょいってやってたし。
その後Tubeで、なぜかおばちゃん達とよく目が合って微笑まれた気がする。
でも、学校に着く前には、なんか変わってる感じでいいかも、と思うようになっていた。
Skypeごしに私の髪型をみた台湾人の彼は、「えっとー。。。ちょっとーー。。。」と覚えたての日本語でコメントに困っていたけれど。。。
クラスメイトの評判はなかなかよいかんじ。みんな優しい気遣い屋さんだからね。
「I look similar to Japanese ghost!」って教えてあげた。(この髪型、トイレの花子さんみたいだから)
次はカラーリングしてみたいな。
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