7月29日
夏のオペラシーズンが終わり、今週はバレエの週。
今日はRoyal Opera HouseにてロシアのBolishoiバレエ団によるPetrushka(ロシア版ピノキオ)、Russian Seasons(コンテンポラリー)、Grand pas from Paquita。
ロンドンにはボリジョイバレエとマリンスキーが隔年で来ると隣のおっちゃんが教えてくれた。
オーケストラもBolishoi Theatre。
Petrushkaは舞台がお祭り広場になり、メリーゴーランドあり、でっかいかぶりものあり、幕もロシアの絵本みたいでかわいい!
だが、今日の席も激安£10、舞台に向かって右側。
この間の椿姫は左側の席で、歌手が舞台の左側でいいところが観えなかったけど、今回はダンサーが右側で踊りがち。。。
救いなのは、オーケストラに近いから音楽がよく聞こえたことか。
ピノキオが面白いことをやったらしく、他の観客がどっと笑うのに、私には何したのか観えない!
その後、他の2つの作品でも同様の事態。
Russian Seasonでは音楽がバイオリン・ビオラ・チェロのみで、Irina Blankというバイオリニストがソロ。ソプラノYana Ivanilova付。
ロイヤルオペラのソプラノより素敵なソプラノ!
シンプルな舞台だったけど、音楽がいいのと、何よりもめっちゃイケメンの王子様みたいなダンサーが登場!
サラサラブロンドで、モナコの王子(グレース・ケリーの息子)似。
いつもきれいなおねえさんに見とれがちな私も、今宵ばかりは王子に夢中。
それにしても、ロシアのバレリーナはでかい!
男ダンサーと背も5cmくらいしか変わらなくて、手足が長いし大迫力。
男女とも丹精な顔立ちで、大人っぽい。
いつものロイヤルバレエ団はドガの踊り子そのもという感じで、小柄できゃしゃでかわいいバレリーナを観ていて、ドガの絵に出てくるロリコンじじいの気分がだんだんわかってくるようだけど、
ロシアンバレリーナを見つめる気分は美人な上級生に憧れる女子高生のようだ。
横顔は鼻とあごがつんととがった、サージェントのマダムXみたい。
よくもまあ、こんなに美男美女を集めたもんだ、と一緒に来た友人としみじみ語り合った。
そんなロマノフ調ロシアビューティーの本領発揮が最後のGrand pas from Paquita。
ロシアの宮殿で舞踏会。
舞踏会のお客は女性はエンパイアドレス、男性はナイト、踊り子のチュチュもロシア風。
キンキラキンの刺繍とベルベッドがこんなに似合うのは、やっぱロシア人だなあ。
主役への期待に胸が高鳴ったその瞬間、出てきたのはなんとモミアゲのおっちゃん??
いや、若いけど、今まで出てきた王子様とは違う、モミアゲ、後ろでしばったロンゲに白く輝く歯。。。
ダンスはとてもお上手で、ジャンプの滞空時間もスピンもすばらしかったですが、でもなぜモミアゲだったんでしょう。。。ロシア的かっこいい??
でもニコニコ笑顔が素敵でした。
友人とふたりで、王子様の余韻にひたりながら帰宅。
去年ロイヤルバレエの、ストラヴィンスキーのFire Birdを見たけど、あれもロシアンバレエがやればまた違った感じになるんだろう。
ロシアに行きたい!
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